OFF SIDE バックナンバー         2004 10月分



もど




あと1  10.01

10月になりました。
朝、裸足だとちょっと冷たいスね。

ただいまひとりなので、炊事、洗濯、掃除、など家事すべてをやらねばなりません。
ひとり分なのでタカが知れているとは言え、やらないと確実に溜まっていきますからね、ヤツら、ホコリや汚れものは。

おまけに組長なので、回覧板の手配もあります。
ま、隣組は9軒なのでタカが知れてますが。

しかし、タカが知れてるとはいっても、これが毎日となると、主婦ならびに少数ではあるでしょうが主夫の皆さまがたの忍耐力(飽きるんだ、これが)は、たいへんなものだと思います。

ま、電化製品のない時代のことを考えると、タカが知れてますが。


達成!  10.02

ついにイチローがやりました!!!
もう、打席に入る前からスタンディングオベーションでしたね。

第一打席でいとも簡単に257本目のヒットを打ち、メジャー記録に並びました。
一塁ベース上でヘルメットを取り、歓声にこたえるイチローの姿に、胸がつまり、なんと泣いてしまいました。くーっ、涙もろっ!

野球にそれほど興味がないオレでさえこのざまなんだから、イチローは偉大だ。
(浜口の気合だぁ!の調子で)偉大だぁ!


キンモクセイ  10.04

匂いますね、キンモクセイが。
いい匂いなんだけど、なぜかやるせないコンコロモチになります。
はいはい、あつい季節は終わったよ、初秋も通過して、いよいよ寒い方面へ向かうぞ、っちゅー合図みたいな匂いです。

日曜から続いて、今日も朝から雨です。
幼稚園のバスを待っている親子が、ベランダから見えます。

盗撮か(笑)
望遠でピンボケですから、OKでしょうと勝手に判断。

小さな女の子が、赤い傘をぐるぐる回しています。ガキんちょは回すのが仕事。染ノ助染太郎ぐらい回すよね。
オレもいまだに、傘もちゃ回しておりますが。

ちなみに、手前に写っているミドリが、キンモクセイです。

それはそれは若い頃読んだ、サリンジャーの小説のワンシーンを思い出しました。
「フラニーとズーイ」だったか「シーモア序章」だったか・・・忘れましたが、とにかくあのあたりです。たよりねーなー。

確か悩める主人公が、通りを歩く赤い傘の元気な女の子を見て、
「この世界もまんざら捨てたものではない」と思い直すってヤツです。

そう、元気なガキんちょは世界を救うね。

ただし、ここにきて赤い傘だったか、赤い風船だったのか、ハッキリ言えなくなったボケオヤジまでは、救ってくれないのな。


雨はいつまで降りつづく  10.05

これも冒険小説のタイトルのパクリです(笑)まいどっ。
 
毎度といえば、スポーツ新聞ネタ・・・
浅野忠信がアフロで、哀川翔が「サザエさん」の波平風ハゲ頭。
「東京ゾンビ」という映画の役でのカツラースタイル。

浅野忠信はどんな格好もそれなりに見せちゃうけど、哀川翔のハゲ頭の似あわねーことといったら・・・ま、見慣れてないからね。
フォルクスワーゲンのビートルがモデルチェンジした時みたいなもんか。
あれも最初、大ブーイングだったけど、最近ではちょっといいかも、とか思うもんね。

似あわねー!といったら、ライブドアの堀江社長のベストジーニスト賞。
Tシャツだって似あってねーんだから。いくら話題の人とはいってもねー。トホホだす。
賞をあげて、ジーンズの価値を下げる。であるよねー。

で、一面を飾ってるのが阪神の井川。これがどーみても麻原ショウコウ。いいのかっ?

ついでに、いいのかっ?といえば、巨人と横浜の最終戦の観客数。
主催者発表は1万人。ヒマな人が数えたら150人!
9850人はどこへいったんじゃっ、ちゃんとシノスケ。


おこぼれちょうだい  10.07

「おこぼれちょーだい」 って久しぶりに聞いたっす。
で、その「おこぼれ」呼ばわりされているのが、なんと、天下の読売ジャイアンツ!
しかも、どのクチが言っているかというと、なんと、テレビ東京! やったね。

どーやら、各民放は巨人戦のナイター中継の削減を考え出しているらしい。
なんせ視聴率が悪すぎて、中継すると週平均の率が下がるという状況。ちゅーことは、
巨人戦が高視聴率番組の足を引っ張っている!? であるよねー。

そこで登場するのがテレビ東京。コメントをどうぞ・・・
「チャンスがあれば巨人戦を中継したいが、率が悪く(他局がやらないという状況で)
おこぼれちょうだいではやりたくない」。

アンビリバボッ!ちょっと前なら考えられない事だ。
どの局にとっても巨人戦はノドから手が出るほど欲しいソフトだったはず。
それが・・・落ちこぼれだのミソっかすだの、散々の言われようだったテレ東にまでバカにされる始末(泣)

栄枯盛衰、驕れるもの久しからず、昨日のトップが今日ビリになる。どんな気がする?
♪ライカ、ローリングストーン


最強台風が・・・  10.08

「マゴーン」とかいう呼び名の台風が近づいている。
関東に上陸するものでは、過去10年間で最強らしい。
やばいね。我が家は古いから飛ばされる可能性があるね。

明日に備えて、とっとと寝ましょ。早っ!


最強台風のはずが・・・  10.11

土曜日の台風、そりゃあ、備えましたよ。
瞬間最大風速が40〜50メートルに達するという予報でしたもの。

物置の北向きの窓には、シートを打ち付けました。
背の高いガーデンライトはロープで3方向に引っ張りをいれました。
よーし、植木鉢は地面に下ろしたし、飛びそうな物も片付けた、雨戸も閉めた。
さあ、どっからでもかかってこんかいっ!

そよ、とも吹きませんでした(笑)こここここらーっ かかかかかたすかしーっ!

日曜日はバーベキューをかるく。女性が6名ほど参加。で・・・
「今、日本には2種類の女性がいる。冬ソナにハマっている人とそーでない人」
と、何かで読みましたが、まさに。冬ソナ限定ではなく、韓国イケメン俳優の一大品評会が繰り広げられておりました。

ちなみに私、「冬のソナタ」は最終回だけちゃんと観ました。

屋外でのロケーションの美しさと、屋内でのスタジオ?シーンの陳腐さとの落差(フィルムとビデオの違い?)が、いちばんおもしろかったです。

ストーリーのデタラメさをどーたら言う人もいるようですが、日本のドラマも似たり寄ったりです。むしろご都合主義こそがテレビドラマの王道ともいえます。

テレビドラマにリアリズムを求めるのは・・・○○に○○を求めるようなものです。
○○は各自で考えてね。


サレーはどこへ?  10.14

10.13 決戦のオマーン戦が終了。

主審が中国人になっていました。
ウワサのサレー氏は、なんとオマーン側がキャンセルしたみたいですね。ちなみに私のPCは、サレーをまず「去れー」と変換します。正解!

その変わった主審もエライ興奮のしかた。
なにもあんな鬼の形相しなくてもいいのに。で、鈴木さんはなんて言ったんだろう?
アレックスがいてよかった、とか言われてたけど、そんなんでほめられてもねえ。

大人のチーム?
入場の際は、さすがにみんな顔面蒼白に見えたが、全体的には確かに落ち着いていたとは思う。ただ、あたま20分ぐらいまではパニック寸前のような気もした。よく抑えたと思う。ホント、中東勢はシュートがへたで助かります。まいどっ

川口とディフェンスの3人は文句なし。死ぬほど怖い場面は一度のみ。
それもマコちゃんがクールに防ぎました。なんでもねーよ、あんなの。ってね。
そうそう、フクちゃんもクールでした。ジュビロ・ポーカーフェイセスと呼びたい。

さて、いつも問題は両サイド。
「可もなし不可もなし」でいいのか?最終予選だいじょーぶか?
アンリとアレックスは、代表になるとポテンシャルの半分も出せない2大巨頭です。
加地はそもそも方向感覚がない。ラインを割ってばかりいる。ナビつけろっ!

ON砲?
俊輔と伸二の関係はどんどん良くなっているし、この先も良くなっていくだろう。
この2人ははずせない。代表のかなめだ。チームをONにするスイッチーズと呼びたい。誰も呼ばねーって。

フォワードは先発の2人に加え、久保竜とタマちゃんがいる。切り札の本山も控えている。近年にない充実ぶりだと思う。いいぞっ。

何はともあれ、疲れたー。ほんとお疲れ様でした。よかったね。



ばっかり食い?  10.17

久しぶりに遅く起きた朝は、いいとも増刊号とメジャーリーグをいったりきたり。

タモリが渡辺真知子に質問、
「ヤセよーと思ってる?」
渡辺真知子、答えていわく、
「太ろーとは思っていない」 ナイス!

渡辺真知子はよく食う、というんで思い出したのが「ばっかり食い」
あればっかり、こればっかりのばっかり。
つまり、オカズならオカズだけ先に食べ、ご飯はご飯だけで食べる事をこう呼ぶんだと。

しかも小学校レベルだと、この食べ方のほうが主流になりつつあるらしい。
ある女の子の回転寿司での様子が凄かった。
タマゴやエビは、もちろん分けて食べる。ネタを全部食べてから、シャリだけ食べるわけです。口の中で混ざるのがイヤなんだって。エーーーッ だから美味いのにーっ

とどめはイクラ。
まず巻いてあるノリをはがして食べます(笑)次にイクラをスプーンですくって食べ、最後になにも付いていないごはんを食べるのです。もはや、寿司とは呼べません。

そーいえば、よく我が家にご飯を食べに来ていた、はらっぺらしの大学生がこういう食べ方でした。
その時は、さんざんバカにして「おまえの食い方はヘンだっ!おかしーぞっ」と笑っていたのですが、何のことはない、アイツは時代の先端を行っていたわけです。

口の中でブレンドして味わう、という日本独特の文化が崩壊しつつあるのです。
実際、アメリカ人もドイツ人も、試しに出されたカツ丼を、しっかり「ばっかり食い」してましたから。


釜本は偉大だぁ!  10.19

今日のスポニチに、各国代表ゴール数の歴代最多と現役代表選手最多、という表がある。

例えば、ブラジルでは歴代最高がご存知神様ペレの77点。現役代表はロナウドの56点で、その差21。これは追いつく可能性大です。
同じようにドイツはボンバー、ゲルト・ミュラーの68に対して、バラックの20でその差46!ここはキツイっちゅーか、バラック中盤だし。

そして、主要国で一番この差がデカイのが、我が日本です。
歴代最多は言うまでもなく釜本の73点。現役代表で最多はヤナギで13点!
その差60!!! 影さえ踏めません。

ちなみに歴代2位のカズは56点取っていますが、今はもう代表ではありませんから、追いつく可能性がゼロですので、この表からは除外されます。ま、シンガポール戦に呼ばれて、17点取れば追いつきますが(笑)

もういっちょちなみに、現役代表でなおかつ歴代最多ゴールを更新中なのは、クライファート、ラウル、ロビー・キーンといったところです。

にしても70点台はペレと釜本だけです。釜本、偉大すぎるぞっ!

もしタイムスリップして、今の時代にやって来たとしても、楽勝で大エースの座に収まるはずです。モノが違います。ガタイもデカけりゃ態度もデカイぞ。

久保竜もタカも、そのカリスマっぷりを身に付けるには、まだまだ修行が足りません。。



Do you love football?  10.20

「ナンバー」の巻頭エッセイにサイモン・クーパーがこう書いている・・・

「僕がサッカーが好きなのは、やるのが好きだからだ。不思議なのは、本物の試合で自分のシュートが白いネットに突き刺さるのを見たことがないサッカーファンにとっても、サッカー話がしっかり成立することである」

「自分で意図したとおりにボールを蹴った時には、心と身体と行動が見事調和するのを感じる。これをほかのことでやろうとしても難しい。つまり、われわれの自尊心が拠って立つのは金やセックスではなく、20ヤードのシュートがポストを弾いてゴールに決まることにある」

もう、オレの言いたいことそのものじゃん。
こーゆー文章が書けるって、書けるって・・・うらやましーーーっ!

引用ついでにもういっちょ・・・

「僕はカカやロナウジーニョに、自分が求めていた選手像を見ている。彼らのプレーを高く評価するのは、それが僕がやろうとしてできなかったことだから。彼らのチームの勝ち負けは二の次。僕はファンというよりプレーヤーなのだ」

そして最後に・・・
「プレーヤーとして以外、ほかにどんな惚れこみ方があるのか、僕にはわからない」
そう、まさに。この疑問もクーパーと同じです。

同じなんですが、その惚れこみ方たるや完全にオレの上をいくであろう岡山や諏訪や博多のサッカー小姑の存在も確認しております。
不思議ではあるけれど、存在するんだから。

ま、楽器ができなくても音楽は好きになるし、文章ヘタでもクーパーは読むからね。


ホントにサッカー知ってる?  10.23

久々のホームゲーム観戦。
ヴァンフォーレ敗れる。くーーーっ! 1点が遠い。

で、ロスタイムに相手がペナルティーエリア内でハンド!? んがっ、レフェリー流す。
PKならずっ! ま、しょーがねーか。と思っていると・・・

ペットボトルが3本ほど飛んで、「ハンド、ハンド」の大合唱。甲府サポーター怒る。
うーん、これだからシロートさんは困る ってエラソーに。

エラソーなのは承知で言いますが・・・
確かに微妙ではありました。上腕か肩か胸のどこかに当たってましたから。ということは裏を返せば、完全なハンドとは言えないっちゅーことです。よくあるプレーのひとつに過ぎません。

それが証拠に選手は抗議してませんでしたから。
インチャの連中もハンドの合唱には、まったく呼応してませんでしたから。

残念ですが文句なしの判定です。
あーくそっ!ぐらいであきらめるのがツーってもんです。

それにしても「ハンド」って、「ハンド」って、あー「ハンド」って、みんな鬼の首を取ったように叫びますよね。もう絶対許せん大罪みたく。でもそれは誰が見ても明らかな場合とか、人間性疑うぞっコラ!みたいなハンドに限ります。念のため。


負けんな!  10.25

地震からまる二日がたった。

被災地ではいまだにオニギリかパン1つずつしか配給されていない。両方じゃなくて、どちらか1つですよ!
阪神大震災を経験した後、作家の小田実が書いた本は・・・
これは「人間の国」か というタイトルでした。

読むと泣きたくなります。なんせこの国は平気で棄てますから。人を。国民を。
家が全壊した人が受け取った援助金が
20万円!それも「公」からではなく、義援金からです。みなさんからの寄付ね。凄い話です。さっきも臨時予算を計上とか言ってましたが、たぶん全部ゼネコンに流れますよ。

当時の兵庫県知事は、地震2日後にはもう「これからは人命救助より復興だ」と高らかに宣言したそうです。まだ生き埋めの人がいるのに。
仕上げは仮設住宅という名の強制収容所へぶち込んで、老人の自殺を推進しましょう。

小田実と外国人記者のやりとり・・・
「日本は豊かな経済大国ではないのか?」
「経済大国ではあるが、人間の国ではない」
あちゃー、人間が住んじゃいけないところに住んでるのね。ボクたちってば。

オレは根性なしだから簡単に負けてしまいそうです。
でもどうか、新潟のみなさん、負けないでください。


55.8cm!  10.28

「マラドーナの時代」という売り文句に見事に引っかかり、スポルティーバを購入。

この雑誌は、サッカー特集の時しか買わないが・・・

バスケのシャキール・オニール、こいつにはビックリした。
55.8センチ、なんだと思います? 靴のサイズだって! ひえー
バスケファンには何を今さら情報ですが、わたくし、骨の髄から驚いた次第です。

何を今さらといえば・・・

ナベツネと長嶋茂雄のツーショット写真が、ヤラセらしいという話。
その道のプロが見れば、デジタル処理された物であることが歴然だそうだ。

デジタル処理といえば・・・

H崎あゆみもグラビアやポスター写真では、かなりきつめのデジタル修整をしているものだから、コンサートなどの生写真には、事務所から検閲が入るらしい。
キャバクラのおねーさんだって、店の前に出す看板の撮影には、命かけてるもんナ。

で、マラドーナはどーした?

えーと、どんな情報が出てきても今さら驚くことはありませんでした。
ただ、テベスと並んでボンボネーラで観衆に手を振っている写真がいいです。
マラドーナのデブっぷりも、テベスのリアス式歯並びも、デジタル処理はされていませんから、思わず微笑んでしまうのでしょう。


情報がカッ飛んでいく  10.30

かなり寒くなってきた。
こたつを出して、フリースを着ている。
新潟はさぞ大変だろうと思う。
Jリーグでも、選手会や各チームが募金や義援活動を始めている。

ソリマチは救援物資を持って被災地を見舞った。
高原はドイツから20万円を寄付した。
アルビは「がんばろう新潟!」をユニフォームに付けるそうだ。

そんな中、今夜テレ朝がやる番組のタイトルが・・・

ドスペ!「新潟中越地震緊急スペシャル」小さな命を救え・・・。優太ちゃん奇跡の救出総力ドキュメント、子供が生きている。現場最前線の消防隊員生中継で語る奮闘秘話母と長女の救出ならずああ無念

テレビ欄のスペースに宣伝文句を全部ぶち込みたいもんだから、最後の方は句読点も区切りもない。 あさましい。
被災者を食いものにする態度は、「阪神」のときと少しも変わっていない。

そして、消費するだけ消費したらおっぽり出す。
えっ、ニーガタ?まだやってんの?いーかげん、あきちゃった。
せいぜいそんなとこがセキノヤマだ。クソったれが。

そうはいっても、じゃあ自分にできることといったら、わずかな募金とアルビレックスを応援すること、忘れないこと、情けないがそのくらいだ。



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