OFF SIDE バックナンバー         2004 11月分



もど



11月になりました  11.01

今年はロクでもないことばかりが起こった。
せめてあとふた月の間に、いいことがありますように。

と言っても、明日アメリカ方面である、選挙の結果次第では、ロクでもないどころか、
救いようがない世界になる可能性もある。
どっちが勝ってもたいして変わんねーぞ、というミもフタもない意見もあるが。

サッカーの話は・・・

06ドイツ南米予選、アルゼンチン対チリ戦を遅ればせながら観戦。
おお、ロマン・リケルメが先発だ。ビエルサには干され気味だったが、ペケルマンになってからはしっかりレギュラーだ。いいぞっ。と見ていたらミス連発。たのむよ。

ヨーロッパはストイコビッチ、南米ではフランチェスコりの2人がちょっと前の両大陸うまい人代表。で、最近がジダンとリケルメだったんだから。たのむよ。
と思っていたら、後半からテベス登場!

テベスに匹敵するヨーロッパ側の人材が思い浮かばんなあ。ルーニーか?
ヨーロッパはしっかりしないと、南米はまだこの上にロナウジーニョを持っているんだから・・・って全部私の個人的で勝手な意見に過ぎないわけです。

こうやって一種の妄想を楽しんでる次第です。いいよー安上がりで。




お寺さん  11.02

ホームセンターで買い物をしていると、高校時代のサッカー部の先輩に遭遇。

このOさんは、お寺を継いだお坊さん。
見てくれとお経で鍛えたその声は、やばい方面の方?と一瞬錯覚させるほどの迫力。
自家用の軽トラでベニヤ板を買いにきて、これから火曜大工とのこと。

不況を反映してお寺業界?もヒマで、お坊さん抜きでやる葬式も増えたらしい。
そーか、そういえばオレも死んだら葬式なんかしてくれなくていい、と思ってるもんな。

そうそう、以前このOさんから「坊主になれ!」とスカウトされたことがあった。
跡取りがいないお寺の養子になって、そこの娘と結婚しろという話だった。
冗談だとばっかり思っていたら、本気のスカウティングだった。

殺し文句が「そのムスメ、紺野美砂子そっくりだぞっ」という俗世間の手アカにまみれたものだった(笑)
幸か不幸か、紺野美砂子にはピクリとも反応しなかったため、その話は終わった。
あれがもし、「中山美穂そっくりだぞっ」だったとしたら・・・アホや、こいつアホや。

その中山美穂も、よりによって辻仁成みたいなチン○コのカス野郎と※・・・合掌
※成長と共に消えてなくなるものの総称。ちょっとお下品でスマンの。

じゃあまたな、と坊主はケットラで去って行った。
高校のクラブ初日、一年坊主の俺達に練習の仕方を親切に教えてくれたのが、
一番怖そうな顔した、この三年坊主だった。アリガタヤ、アリガタヤ。


田臥勇太デビュー  11.04

173センチの田臥がまるで小学生に見える。それも低学年の。
小学校に上がったばかりの少年が、大人と正面きってケンカできるだろうか?
美しい至高の10分間だった。

何万回もシュートを打ち、何万回も・・・泣きそうです。


アメリカ人て  11.06

あの国の人は、ホント戦争好きなんだなあ。
自分で「戦時下の大統領」と言っているアホアホマンを2度までも選んだわけだから。
ブルース・スプリングスティーンもマイケル・ムーアもヘのツッパリにもならなかった。

ケリーの敗因は・・・ビジュアルだ。
だって、ふたりの娘がパパそっくりなんだもの。そりゃ、負けるって。大きなお世話か

良くも悪くも「みてくれ」はとても重要だ。
薄っぺらの冷血漢であることがハッキリしてきたにもかかわらず、我がコネズミソーリが生き長らえているのも、その「みてくれ」に負うところがデカい。

ビジュアルといえば・・・
レッズの永井と石川亜沙美はくりそつ。くりそつって、今時ゆーか?
ナウなヤングのトレンドじゃない事は確か。

ちなみに、結成しようと思っているフットサルのチーム名の候補が
「ナウなヤングのトレンディーズ」 うーん、どやさ。


ジーコ、またツバ吐いた?  11.08

カズもゴンも召集されませんでした。
名波を観たかったのになあ、それだけが残念。

メンバー発表でのジーコ、怒ってました。
ジャケット脱いじゃいましたもん。もともと笑わない人だけど、ハラん中、さぞ煮えくり返っていたことでしょう。

今回の騒動、あの「ツバ吐き事件」を思い出しました。
あの時も大騒ぎでしたもんね。神様がいきなり極悪人にされてしまいました。
もうホント、マジメですわ日本人は。
当のカズは日曜の試合に先発で出場し、ゴールも決めました。あんたはエライっ!

話はちょっと飛んで・・・

あの決戦のオマーン戦で、もし日本が敗れていたら?という最悪のシナリオを想像した人も結構いたと思います。気のはやい人は日本のサッカーは終わりだっ!まちがいないっ、とさえ考えたことでしょう。 せっかち君じゃのう。

あの時のいいようのない不安を、スッキリ解消させるサプリがありました。
西部謙司が非常時が日常である人々と題して、こう書いています。

「仮にマスカットで敗れていたとしても、選手達は週末のJリーグに向けて普段と同じように備えたのではないだろうか。プロ選手にとって、一番重要なのは常に次の試合だ」

うーん、スッキリ! どーです、もうあわてる事はありません。
最終予選で負けたって、ワールドカップへ行けなくても、ちっとも動揺することはありません。見事な答えが出たわけですから。
そしてそれは、騒ぎの渦中でカズが言っていた言葉とまっすぐつながります。

「次の試合に備えること」


リーグアン  11.10

そりゃあ、めでたいサッカーマガジン1000号の巻頭で、ジーコと岡ちゃんが対談している。これが素晴らしい。買って読んでね。
1つ言えるのは、私たちはいい監督を持っている、ということだ。

対談は対談でも、その昔ナンバーで見た、金子達人と沢木耕太郎のより1億倍はいい。ま、比べる必要もないけど、この2人のオナル決定戦が気持ち悪すぎて、ついね。
まったく、トラウマになってるほどだ(笑)

昨夜はお疲れモードだったため、速攻就寝。のつもりが・・・
スポーツアイでフランスリーグをやっていた。それもダービー、パリ・SG対マルセイユ
リーグアンで唯一見逃せないカードです。っていつも見逃してますけど。

いや、さすがおもしろかった。白熱の名勝負!
フィーゴがカンプノウで受ける100分の1スケールぐらいの騒ぎもありました。
だって、飛んでくるのが紙を丸めたもんですから。それを5,6人のガードマンがりっぱなタテで防ぐわけ。コーナーキックのたびに律儀にゾロゾロ出てくるんだ、これが。

ところで、マルセイユにコケという選手がいる。解説の富樫ジャンルカ洋一が「コケの一念」というしょーもないシャレを言うと、八塚浩アナがすかさず「出ると思ったんです」と返していた。 富樫、好きだったのに・・・

にしても、あのボールときたら・・・めだまの親父か?
黄色地に黒なもんだから、カカシの代用品ちゅーか、もろカラス除けっす。
ナイキーーー


コラテラル  11.14

コラテラルでよかったんだっけ?コテララルじゃないよね。
窓口でチケット頼むとき緊張するね。おねーさんがキレイだったりすると特に。しねーよ
久しぶりの映画だったんで、眠らずに最後まで観ました。ホメてんのか?

冒頭、タクシーの場面がいいんだ。
しがないタクシードライバーと、バリバリのキャリアウーマンのやりとりが期待を持たせる・・・んがっ、主人公のトム・クルーズが登場すると、なぜか緊張感がなくなっていく。あれあれ。なぜだろう?

コワくなーーい。
そう、トム君ちっとも怖くないんだ。
例えば、真夜中、殺し屋とその標的が同じビルの中(限られた空間)でふたりきりというシチュエーション。追い詰める殺し屋が電源を切る、息を詰める標的・・・手に汗にぎるシーンであるはずなのに、サスペンスが盛り上がらない。

ドリフのコント、志村、うしろうしろーっ!のほうが怖い(笑)トム君、残念。
タクシードライバー役のジェイミー・フォックスのほうがかっこいいよ。

さすがにコラテラルは、いいまつがいしなかったけど・・・
ジュニーニョ・ベルナンプカーノ
を憶えるのは至難のワザだ。
一発で憶えたヤツを尊敬する。


余裕で観戦  11.17

ワールドカップの予選を、余裕ぶっこいて観られるなんて。いい時代じゃのー。

国歌斉唱で完敗したままの流れで、本山がごちそうをこぼす。あとは消化不良とイライラを残したまま、一次予選を終了。小笠原はリケルメのツメのアカを飲まなかったらしい。
飲まないどころか、煎じもしなかったな、アイツは。

この時点ではまだわからないが、韓国と中国の結果の方が気になる。ま、ここら辺が余裕のあるとこだね。「ひだりうちわ」ってヤツか。
オマーン戦前にビクビクしてたの誰だ?同一人物とは思えんぞっ。

特に中国は相手が香港だ。どーなってるの?AFCよ。今さら「試合を注意深く観察する」とか言ってもなあ。同じ国を同じ組に入れたの、あんたらだろーが。AFCよ。
今回のシンガポール戦のメンバーにも難クセつけて、ジーコ怒らすし。AFCよ。

AFCのAは、○ホ○ホマンの集まりのAか・・・な?

同じ国の戦いといえば、イングランド4協会の対抗戦がスーパー面白かった。グラスゴーでやるスコットランド対イングランドなんか、もう痺れましたけど、最近やらないすね。あの雰囲気たるやまさに、「ザ・フットボール」っちゅー感じでした。

さて、代表で痺れる試合は来年までありません。いっぷくしとこうぜ、皆の衆。古っ


優先順位?  11.21

土曜日はJリーグの日、というわけで天気もいいしヴァンフォーレの試合を観にいこうと思っていたが・・・レッズの優勝がかかった試合も観たいぞと。
で、泣く泣く地元よりレッズを優先する。コラーッ!

めでたくレッズ優勝す。
じゃあ、レッズのことを書くのか、というとさにあらず。
今朝観たクラシコがあまりにも素晴らしく、レッズの優勝さえ飛んでしまいましたとさ。コラーッ この非国民がっ!

カンプノウは異次元空間と化し、バルサは夢のようなサッカーをし、銀河系軍団を蹴散らしたのでした。あっと言う間の90分。時間の感覚さえマヒさせてしまうほどの楽しさって・・・凄すぎです。

ロナウジーニョとデコが組むと、不可能などない!(スポンサー違うけど)そんな表現が決してオーバーでなく、まさになんでも出来てしまうのだ。レアル相手に遊ぶ余裕があるなんて!ロナウジーニョはワンステップでサイドチェンジしてましたもん。ありえんっ。

凄いのは個人だけでなく、チームとしてバランスがいいことで、エトーが右サイドバックやってました(笑)ま、そのくらいベレッチが上がりまくるんだけど。いやー、めっさどっさごっさすげーぞ、今のバルサは。

それに比べ、アウェーとはいえ銀河の戦士たちときたら・・・

ベッカム、ジダン、ラウルと交代した順番がすべてを物語っているような感じ。
ただジダンは一度だけ、そのとてつもなさを披露した。
ロナウジーニョからボールを奪うとドリブル。ロナウジーニョが必死で奪い返しに来るのだが、ビクともしない。ガードしてボールに触れさせもしない。大人と子供?とさえ思わせた。ZZの意地を見た一瞬だった。

しかしねえ、ジダンとロナウジーニョが同じピッチにいるなんて、反則じゃっ!
それを年に2回も観られるスペイン人なんて、ちゃっくいぞっ!

サンチャゴ・ベルナベウでのリターンマッチが今から楽しみだ。



突然、試合って  11.24

「日曜日、試合。10時集合!」
出たっ、出ました監督の得意技。いきなりサッカー・・・ドラえもんか。
うーん、寒いぞっ。短パンは・・・じじぃか。
夏は夏で、30度以上の日は中止しろっ!とか言うし。じじぃは愚痴が多すぎ。

まあ、ひとりだけレベルの違う、ガッコの先生が来るらしいから、そいつに任せましょ。
いきなりひとまかせ〜(笑)
だって、そいつとツートップ組むのイヤなんだもん。 付いていけないんだもん。
・・・幼児か?

ひとり前線に張らせ、10人で守るという究極のカテナチオ! これだっ
カテナチオなんてデーーッ嫌いなのに、カテナチオしかできないチームの哀愁。クーッ
さて、どーなるでしょうか。


IMPOSSIBLE IS NOTHING  11.26

モハメド・アリとジョージ・フォアマンの試合を30年ぶり!に観た。

「キンシャサの奇跡」といわれる伝説の試合だ。
30年間、持ち続けていた印象とはぜんぜん違っていた。びっくりするほどだ。

当時、フォアマンは無敵のチャンピオンだった。それもハンパなしに。
だから、すでに32歳になっていたアリの挑戦は、ほとんど笑い話だったほどだ。
ヘタすれば、リング上で殺される、と本気で心配した人も数多くいた。

さて、30年前のその日・・・
オレは友達のバカ2人と一緒に、テレビ中継を文字通り震えながら観ていた。
3人が3人ともフォアマンが勝つと信じて疑わなかった。一方アリは何ラウンド、いや何秒立っていられるのか?とドキドキしていたものだ。

そして、8ラウンドにアリが起死回生の一発を叩き込んだ時、バカ3人は喜びを爆発させた。奇跡が目の前で起きたのだから。抱き合い泣いた記憶がある。ね、バカでしょ。

ところが、ぎっちょん・・・

起死回生の一発だと思い込んでいたのは、まったくの間違いで、とどめのパンチだったのだ。闘牛士が最後に牛を倒す一本の剣、あれだ。それまでにフォアマンは立っているのがやっとの状態まで、追い詰められていたのだ。なんのことはない、1ラウンドからアリが圧倒的に優勢だったのが、今回よくわかった。

30年前の「奇跡」は、30年後「必然」に変化したが、アリが「グレイテスト」であることに変わりはない。

アリがベッカムやジダンを引き連れてランニングする、合成映像のアディダスのコマーシャルに泣けるのは、あそこがまさにキンシャサだからだ。

残りのバカ2人も、どこかで泣いてるだろうか?



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