OFF SIDE バックナンバー 2005 8月分 |
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マグロンは素晴らしい 8.27 フットサルに行こうと思っていたが、ついついガンバ・マリノス戦を観てしまう。 第六感っちゅーヤツですか、大当たり! マグロン見てるだけでも楽しかった。 最初のプレーから「上手いなぁ」「うわっ、コイツ上手いなぁ」の連発です。 確か、マグロンて“ノッポ”とかいう意味だったと思うけど、背の高さを感じさせないほど足元が上手い。トラッピングが絶妙で、止めたと思ったらもうそれが攻撃の第一歩になっている。足元にスッと収めることもできるのだが、あえて身体から離し気味にコントロールして相手のタイミングをズラすのが恐ろしく上手い。 インテリジェンスを感じさせるし、汚いファールもしない。 岡ちゃんが「マグロンに合わせたチーム作りを模索している」と言ったそうだが、それももっともな話だ。 “あい変わらずのドゥトラ”といい、マリノスのブラジル人は素晴らしい。 で、じゃあマリノスを応援してたかというと・・・ ・・・これがガンバなんだなぁ^^ ガンバの“逆マグロン”ことチビッコふたり組、フェルナンジーニョとアラウージョがこれまたいいんだ。 ショーン・ペシみたいなフェルと、プリンスみたいなアラ(笑)のコンビに、大黒が加わるレッツゴー三匹の攻撃力はJ最強だ。 さてゲームは3−2でガンバが勝った。 “勝て、勝て、勝て、勝て、ホームやぞ!”の横断幕も誇らしいぞ。 大阪が強いとJも面白い。 |
石の拳(コブシ) 8.22 というわけで、スポーツアイを観る機会が増えたわたし。 リーグ・アンの前に、何の気なしに観ていると、ふるーーいボクシングの試合が・・・ 1972年の世界ライト級タイトルマッチ、ロベルト・デュラン対ケン・ブキャナン戦だ。 “石の拳”の異名を持つ、デュランは超有名だが、相手のブキャナンは知らない。 知らないが、国はわかる。 トランクスがギンガム・チェックなんだもの^^ 緑がベースの赤と黄色のヤツ。同じ柄のマフラーを持ってるぞ。どーでもいいけど。 そう、誰が見てもスコットランド人だ。 で、その実況アナウンサーが興味深いことを言った。(当然、英語。字幕です) 「ブキャナンは勝てばイギリス人、負ければスコットランド人と呼ばれるだろう」 なるほど、核心を突く、ってやつだ。 そういえばその昔、日本にもあったね、似たようなことが。 ベルリン・オリンピックのマラソンで・・・ 「孫基禎は勝てば日本人、負ければ朝鮮人と呼ばれるだろう」 そのスコットランドのダービーで、俊輔は洗礼をくらった。 彼らは「負ければ日本人のせい」とは言わないと思うけど。 ※ギンガムチェックとタータンチェックの区別がつかないわたしです。 なので、素材屋さんで確認しました^^ 左からタータン、ギンガム、マドラスだそうです。 |
待っててよかった、だと? 8.18 俊輔くんの2試合目、寝てしまいました^^ だって、野球中継が1時間半も延長するんだもん。 はっきりいって、ソフトバンクとオリックスの試合なんか誰が観てるんだ? ・・・このサイト、野球ファンが見ていないことを前提に書いてますが。 といっても、わたしもガキんちょの頃は“野球小僧”でした。 ちゅーか、野球しかなかったもんね。 ひとりで出来る、壁とのキャッチボールや、ひとりポップフライ・キャッチ。 2人いると出来る、正統キャッチボールやアレンジもの(ゴロやフライの投げ合い) 3人いると出来る、キャッチボール・プラス・ひとりランナー盗塁ごっこ。 4人いると出来る、三角ベース。 ビニールのボールを手のひらで打ったり、ゴムボールをそこらの木の棒で打ったり。 グラブもバットも必要なかったあのころ。 プロ野球の選手になりたかったあのころ。 父ばかりか母とさえキャッチボールをしたっけ。 本来、野球は楽しく大好きだったはずなのに・・・ いつのまにか、俊輔観るのにジャマな存在になるなんて。 野球をこんなにつまらなくしたヤツは誰だ? |
待っててよかった 8.05 私、ケーブルテレビの有料放送で、その発足当時からスポーツ・アイにずーーーっと加入しています。 今は、ケツにESPNと付いて、スポーツ・アイESPNというのが正式名称ですが。 ところが、最近はほとんど観る番組がありませんでした。 最初の頃は、セリエAやイングランド・リーグ、ブラジル選手権など充実していたのです。解説のメンツも小谷泰介、向笠直両氏に代表されるように、そりゃぁ面白かったもんです。倉敷アナもいたし。シンディー・鈴木もいたぞ。 それがアータ、サッカーに陽があたりはじめると・・・ Wowowに取られ、スカパーに持っていかれ、残ったのはフランス・リーグとスコットランド・リーグ!なめとんのかっ!契約解除だっ!サギじゃねーか、このタコ! ・・・と思っていたここ数年 待っててよかった〜〜、解除は解除。サギとタコは撤回^^ 中村俊輔、松井大輔、ふたりのファンタジスタのプレーを全試合観ることができます。 たまには、こーゆーこともないとね。ボク、マンモスうれピー! |
がんばれピッチくん 8.03 今朝の新聞に、計らずも木村和司と二宮清純が、シュートに関するコラムを書いていた。 木村氏は13歳以下の子供達を引率し、アメリカで試合をした際に実感した、アメリカと日本の子供達のキックの精度の差について書き、二宮氏は東アジア選手権で、相変わらずシュートを外しまくる(ふかしまくる)日本チームについて書いている。 木村氏の、“幼い頃から芝生の上でプレーできるか否かが、両国の差になっている”という指摘はもう随分前から言われ続けてきたことだ。 芝生の上にあるボールと、土のグラウンドにあるボール・・・ 同じボールでもこれはまったく違う種類のボールになる。 今さらの説明になるが、芝生の上にあるボールは、無数の“葉っぱ隊”のおかげで自然に少し浮いている。地面とボールとの間にすき間ができる。 ところが、これが土の上だと、ボールは地面にピッタリと頬をスリスリくっつけている。 この大地にピッタリ根を下ろしたボールを幼い頃から蹴っていた我々は、いざ、芝生の上のちょっと浮いたボールを蹴ると、足先がボールの下に深く入り込むため、当然ボールは高い角度で飛んでいくことになる。“すくい上げる”って感じだ。 そう、枠を外すのではなく、枠を超えるから始末が悪いのだ。 横に外れるなら、誰かに当たる可能性もあるが、バーの上を超えていくシュートには、なんの夢も希望もない。脱力感と無力感が漂うだけだ。 二宮清純は「たかが東アジア、シュートを楽しめ」と結んでいるが、 日本のサッカーがある程度のレベルまで達した今、“幼い頃からの芝生体験”という根本的な事柄の重要度が、ますます増大し見直されるべきではないのか。 だって、土のグラウンドでやるワールドカップなんてないんだから。 ボールと一緒で、芝生に慣れるのは、早ければ早いほどいいに決まってる。 |
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